All Things Are Impermanent

世界は一瞬たりとも同じ状態を留めることは出来ない。

トロムソ・オーロラ紀行 #7 ホテルの食事

~Looking For The Northern Lights~ 

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僕の泊まった「Clarion Collection Hotel With Tromso」って、他と比べてちょっと値段が張るんですね。ネットの印象では他のホテルのほうが頭ひとつ良い感じなのに何で高いんだろうって思いましたけど(ここが悪い印象ということではない)、よくよく調べてみると軽食のような夕食が付いているからなんです。そんな夕食なんて別に必要ないやとも思いましたが、他のホテルが全て満室ですから選択の余地なんか無くて、ややしぶしぶ予約したことを覚えています。でも結果的にはとてもラッキーだったなあ。

ホテルに着いたのは夜の9時くらいでしたけど、のべ17時間のロングフライトでさすがに体中が疲れていたし、ホテルで一息つきながら温かいスープを飲んだ時は本当にほっとしました。さすがにあのタイミングからの外食はしんどいですよ。もちろん、せっかく北欧の港町に来たのだから有名なシーフードレストランでディナーなんて気持ちも分かります。茹でたてのキングクラブやトナカイのステーキとかも食べてみたいですよね。うんうん、せひ食べてみてください。ただ、それが到着日だったり、毎日となってしまうとどうなんでしょう。

皆さんも知っていると思いますが、ノルウェイって半端なく物価が高いんです。例えば、トロムソ市内のバス料金ってご存知ですか? 日本円に換算するとなんと750円! 都内のタクシー初乗り料金よりも高いんですよ。いくら折角の旅行だからと言ったところで、連日高級レストランに足を運ぶのもちょっと戸惑いませんか? もちろん、まずい食事であれば僕もここまで言いませんが、ひとつひとつの素材はちゃんとしているし、シンプルだけど仕込みが丁寧なので「普通にちゃんと美味しい」んです。こういう基本動作ができるのって素敵じゃないですか。ブッフェの種類はそんなに多くありませんが、こじんまりしたホテルのラウンジで夕食を取るのはとっても落ち着きますよ。朝食ブッフェはもちろん、昼下がりにパンケーキを自分で焼くことが出来るサービスなんてのもありますから、街歩きに疲れたらちょっと戻ってお茶、なんてことも自由自在です。街角のカフェだって結構いい値段しますからね。