All Things Are Impermanent

世界は一瞬たりとも同じ状態を留めることは出来ない。

本当に買うべき「ジェイムズ・ブラウン」のCDは? <序章>

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CD出しすぎでしょ、いくらなんでも。JBの映画が公開されて、オリジナルアルバムが安価でリリースされることは絶対的に良いことだと思いながらも、30年来のファンである俺なんかは腑に落ちない部分もある。

大体において、JB、JBって騒いでますけど、おいちょと待てよ、お前らホントにJB好きなんか? 流行りに乗っとるだけちゃうんか? 今まで好きだなんて言うてなかったやないか? って感じ。なーんて狭量な想いも心の中をよぎりますが、そんなセコいファン心理は横においといて、ジェイムズ・ブラウンという偉大なソウルシンガーがいたこと、そして素晴らしい作品を残したことを知ってもらえる素敵な機会だと思ってます。



そして、このタイミングでユニバーサルから、サントラベスト1枚とアルバム28枚JBオリジナル23枚+関連アーティストオリジナル3枚+コンピレーション2枚)がリリース


でもって、去年出たシリーズでアルバムが21枚(JBオリジナル11枚+関連アーティストオリジナル9枚+コンピレーション1枚)。


とは言え、これらを全部揃えるとなると50枚! 安価とは言え、さすがに多すぎます。それでもJBのオリジナルアルバムは全然揃わなくて、ユニバーサルが扱える時代のものだけでも、この他にあと20枚以上はあるはず。コレクターを相手に商売するのならコンプリートという形で徹底してもらいたかったけれど、そもそもアルバムという形態に重きをおいて活動していた人ではないだけに、全部持ってたところでそんな意味ないんですよね。マニア心が満たされるだけっつーか。同じ曲なんかもしょっちゅう入ってるし(曲タイトルが違うだけってのもあります)。ただ、この人の場合、オリジナルアルバムがそんな感じですから、後年、愛情のたっぷり注がれたコンピレーションアルバムが数多く編纂されるんですね。そんなのも含めると、もう何を買ったら良いのか全く分からないでしょう。そんな方々のためにファン歴30年の僕が、どんな順番で何を買い揃えたらいいのか、近いうち指南していこうと思ってます。

まずは、1964年の「T.A.M.I. Show」でのパフォーマンスでもご堪能ください。ファンク黎明期、ノーカット18分以上、最高!