All Things Are Impermanent

世界は一瞬たりとも同じ状態を留めることは出来ない。

話題の音楽サブスクリプションサービス「AWA」を使ってみた!

GIUは最高、データ生成が最低!

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先週末リリースされた、定額制音楽配信サービスAWA(あわ)のスマホアプリ。これからドンドン改良されていくだろうと思うので、あくまでも「現時点」において気になった点を列記します。期待してますよ! 

◆ 楽曲数
現時点で100万曲。年末までに500万、来年いっぱいで1,000万曲だそうです。まあ、曲数が多けりゃいいってもんじゃないですけど、やはり現時点では穴が目立つかな。検索しても出てこないのが結構あります。AKBやジャニーズが無いのは別に気になりませんが、普通にラインナップされている洋楽のミュージシャンでも、なんでこのアルバムだけ入ってないんだろう、みたいなのが数多くあります。この辺りはレーベル側がもうちょっと対応したほうがいいですね。でも、ある程度は時間とともに解決するでしょう。ソニーがやっていた “Music Unlimited” が2,500万曲だったらしいので、そのくらいまではね。ただ、多くの人は、J-POPのビッグアーテストがどこまで入ってくるかが気になりますよねミスチル、安室ちゃん、椎名林檎バンプ、などなど全滅です。僕らの世代だと、達郎、ユーミン、サザンとかもね。そこが大きな分水嶺になってくるんですかね。

GUI(グラフィカルユーザーインターフェイス
これはもう、今までの日本のものには無いシズル感が溢れています。ひと言でカッコいいです。AWAはこの部分
がものすごく秀でています。一点豪華主義ってわけでもないでしょうが、GUIが違うだけで音楽に対する接し方というか、間の取り方と言うか、あっ聴いてみようかな、って感じになるんですね。素晴らしいです。導線も非常にシンプルなので、非常に使いやすいし。

◆ 検索(データ生成)
検索機能というか、データの生成が間違ってます。まあ、これもレーベル側がちゃんと取りまとめたほうがいいと思いますが、例えば、“Huey Lewis And The News” と “HUEY LEWIS & The News” が別々に出てきたりして、もうホントうざい。でもって、“Huey Lewis And The News” のほうに、アルバム “Sports” のデラックス盤の曲が入っていて、 “HUEY LEWIS & The News” のほうに “Sports” のオリジナル盤の曲が入っていたり。これって同じ曲でダブルカウントじゃねーか、どっちかに統一しろ。って感じで、もう出鱈目。他にも “Jam“ は “The Jam” って入れないと出てこないし、6枚のオリジナルアルバムがそれぞれ入ってるのに、単にそのオリジナルが6枚組になったボックスセットを1枚とカウントして再登録してるから完全に曲がダブってたり。とにかくこの部分、早めの大手術が必要だと思います。この辺りの整合性を取るのが非常に手間のかかる作業だということは分かりますけど、誰かが先導になって収録楽曲とその表記に関するルールを決めないと。GUIがちゃんとユーザー目線で作られているのに、これは明らかな業界都合でしょ、なんだかなあ。。

◆ 選曲
様々なシチェーションに合わせ、100タイプものプレイリストがあるので非常に楽しめます。もっと深く突っ込んで欲しい選曲もありますが、まあ、いい感じで聴けますよ。これからどんどん増えていくだろうし。もちろん、自分でプレイリストを作って公開することも出来るので、音楽を通じたコミュニケーションも深まりますよ。そのうち、FacebookTwitterでもシェアできるようになるでしょうしね。

◆ その他
音質は、通信速度制限に対応できるよう、Law(64kbps) Normal(96kbps) High(128kbps) Wi-Fi接続時(320kbps) と選択することが可能。僕はWi-Fiで聴いてますけど、まあ普通かな。 

 

とにかく、まだオープンしたばかりなので、これからドンドン改良が加えられていきますよ。期待しましょう。僕はビッグアーティストの曲が入ってなくても、ベースとなるデータがきちんと整備されて、検索機能がアップしたりすれば加入を続けるかな。

いずれにせよ、サービス利用開始から90日間は完全無料なので、このタイミングで音楽のシャワーを沢山浴びてみてはいかがですか? ヒットしているJ-POP以外にも(むしろそれ以外に)宝物のような音楽は山ほどありますから!

蛇足になりますが、僕が敬愛してやまない「James Brown」のディスコグラフィはハンパなく充実してます。ちょっとビックリしました。